メルセデス・ベンツ C200T 板金塗装修理事例
■損傷状況
メルセデスベンツ C200Tの板金塗装 修理事例をご紹介いたします。
まだ新車で購入して間もないベンツですが、バックをした際、電柱の支柱ワイヤーにリアゲートをぶつけてしまいました。
バックカメラで後方を注意して見ていたのですが、ワイヤーがよく映っていなかったためぶつけてしまったそうです。
リアウインドウガラスは無傷でしたが、かなり近い部分が深くへこんでしまいました。
■修理方針
今回のベンツの塗装のトップコートには耐擦傷性を向上させたナノ粒子クリヤーが塗装されており、塗装費用が通常の塗装に比べ、高くなってしまいます。またリアウインドウガラスに近い部位がへこんでいるため、板金作業に際し、ガラスを脱着する必要もあります。
これらの理由から、今回はお客様の車両保険を使って、しっかり丁寧に修理しましょうということになり、お車をお預かりさせていただきました。
■修理内容
凹んだ部分はパネルの表側から板金修理するのですが、今回はスライディングハンマー付きのスタッド溶接機を使って作業します。
先端のとがった部分を鉄板にくっつけ、通電すると溶着します。
そして加減しながら鉄板を引き出し、極力元通りの面に近づけます。
次にパネルの表面をきれいに脱脂してから、板金パテを付け、充分に乾燥させてから研いで仕上げます。
パテ研ぎが終わると、表面を再度脱脂して、プライマーサフェーサーを塗装します。
サフェーサーも加熱して充分に乾燥させます。
耐擦傷性に優れたナノ粒子クリヤーは塗装後の磨き作業が困難を極めます。塗装の表面にゴミ等が多く付くと大変です。
その為クリーンルームのごとく、ゴミやホコリをシャットアウトした塗装ブースの中で熟練の塗装職人が細心の注意をはらって、ベンツの塗装肌を再現させなくてはなりません。
このようにしてベンツ C200Tは何事も無かったかのように完璧に仕上がりました。
また、購入時に施工したガラスコーティングの部分施工も保険で認められ、同等のガラスコーティングを当社で施工させて頂きました。
修理金額 192,108円 (部品代 14,112円 / 作業工賃 177,996円)
保険で修理
プレゼント:ENEOSプリカ 9,500円分